雑多な凧

たいした事を書いていないので、期待せず時間に余裕がある時に読んで下さい。

【0010】この木トチノキ


【この木トチノキ


私の勤める会社はいくつかの工場がまとまった工場地帯の中にある。
これを読んでいる人に中にも工場勤務の人がいると思いますが、

そんな人達にこれから私の言う事は共感に共感を呼ぶでしょう。

私の勤める所ではなくとも工場勤務の方なら

誰でも共感出来る工場あるある。


工場には至る所に木が植えてある。


飾り気のない工場のすきまをなにかで埋めたいがごとく、

松と桜をメインに色々な木が植わっている。
その中にトチの木があったのだ。

トチの木は誰もが一度は読んだ事があるであろう必修絵本の、

モチモチの木の題材にもなった木でもある。
かく言う私もトチノキの知識はほとんど無く、

図鑑でそう言う木があると知っていただけで、

その知っていた内容もトチノキと言う名前と栗の様な見た目の実がなる事

くらいで、これは写真が掲載されていたので印象深く覚えていた。 
そんな図鑑を眺めていた小学生の頃から十年以上、

トチノキとの出会いは偶然現れた。

 

事は今年の九月の事、先に話した通り私の勤める工場地帯には沢山木が生えている。
私はそう言った木を良く眺めているのだが、

その中でも一つ気になる木があった、その木には実がなっていたのだ。
後でこの木はトチノキだと発覚するのだが、
このときは「何か実がなっている木がある琵琶か何かかな?」と思っていた。

葉っぱも琵琶と同じで長びろく、木の実の形も何となく似ている、

なのでその時は「この木は琵琶」と言う結果を出した。

この判断、気になる疑問点があると気付いたと思う。

それは
「琵琶とトチのみは全く形状が違うじゃないか」という所でしょう。
先に言い訳させてくれ、
私が琵琶の実とトチの実を見間違えた最大の理由は、
木の高さが高くって全然実が鮮明に見えなかった。これにつきる、
何ならちょうど一緒にいた五十代の社員には、その実は全く見えなかった。

例え二十代の私でもこのパソコンとスマホブルーライトを浴び続けた目では

「何か実がある」と言う判断しか出来なかったし、
トチの木の葉の形やら何やらを知って居たわけでは無いので、
そう言う理由があって見間違えたと言う点は了承して多めに見ていただきたい。

さて、

そんな事で琵琶と断定していた木ですが。
やっぱり「本当に琵琶なのか?」と言う点は頭の片隅にあり、
まあ、それを確かめる手段もないので忘れようとしていたのですが。
それを確かめれる日がそこそこ早くに訪れました。

 

琵琶と決めつけた後でも、私は定期的に木は観察していました。

どうせ毎日通る道に生えてる木でしたし、
それこそ琵琶ならば実がが熟して黄色くなり、

それが琵琶である判別が確実になると思ったからで

「まあ、気長に待ちますか」と言う感じだったのですが、

ある日見ると実が無くなっていました。
時期は九月、台風の時期です。

確かそれに気づく数日前に台風が通過しており、実が落ちた理由は、

そのタイミングを考えるに台風で確実でしょう。

ともあれ、私はこうして木の実を確認する機会を得た訳です。

 

木の実が重力に逆らっているとは考えられないので、実は当然のことながら地面に

落ちている訳ですが、ココで一つ問題が。

その木の生えている敷地、恐らく私の務める会社の持ち物じゃないんですよね。

 先に書いた様に、工場地帯なので

私の務める会社の他にも複数の会社の工場がまとまっています。

基本的に他社の工場の立ち入りは許されていないので、

(何なら他社の工場を覗くのもダメ)その敷地を持っている会社の

社員では無い私が入ると、ただの何もない空き地でも問題になる

可能性が無くは無いんですよね。

なので、、、

昼休みに誰もいない事を確認しながら侵入し、

実を拾って来ました。

ひざ下まで雑草が生えているので、すぐに実は見つかりませんでしたが、

まあ、何とか他の社員に見られないうちに見つけて来ました。

そして拾った実は、その昔図鑑で見たトチノミだったのです。

 

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トチノミ

写真は実際に私が拾った物です、サイズはゴルフボールより大きく、

テニスボールより小さいくらい。 

 ずうっと、重みがあり、クヌギのドングリなんかとは比較にならない程の存在感、

さすが県木に選ばれているだけはありますね。

(トチノキは栃木県の県木、このトチノキが生えていた埼玉県の県木はケヤキ)

写真はバラしてありますが、元々は以下の写真の様に

三枚の皮が実の周りに付いていました。

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組みなおした所。

 台風の後、しけった地面に落ちていたので

泥の匂い、或いはカビたような腐葉土の様な匂いがするかと予想していましたが、

以外にも匂いは酷くなく、一番近い匂いで言うと緑茶の匂いがしました。

 

私はコレを会社の休憩室、兼、事務所に持ち込んでバラしたりしていたのですが、

少し遅れて休憩室に現れた私が、

ニヤニヤしながら得体の知れない物

(他の社員にはそう見えていたでしょう)を持ち込み、机においた時の

「何もってんの?」と「またコイツは」

みたいな空気は、今でもありありと思い出せます。

恐らく私の職場で始めて事務所にトチノミを持ち込んだ社員になったでしょう。

以下、私が、撮ったトチノミの写真をどうそ。

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トチノミ

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トチノミ

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トチノミ

 

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